「蛍光色」については以前すでに書いたのですが、今回は別の視点から書いてみたいと思います。
「蛍光性の」は英語で fluorescent(フルーレセント)と言います。
例えば「蛍光灯」は、この単語を使って fluorescent light と言います。
各種試験のために、この単語を覚えたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
もちろん、語彙力を高めることは良いことだと思います。そこは100%賛成です。
しかし、『知っていなければならない』という考え方は、会話においてはマイナスになると思うのです。
会話は試験ではありません。『知らない』ことも含めて、会話のネタになりうるのです。
しかし正解を求めるがあまり、会話相手を目の前に沈黙してしまう(←脳内、正解検索中)。
日本人によくある光景ではないでしょうか。
私は、二人のネイティブの先生方に別々に同じ質問をしてみました。
質問の内容は、だいたい以下のような感じです。
Can I ask you a question? (質問していい?)
It’s about the name of colors. (色の名前についてなんだよ)
When it’s dark, the color glows. (暗い時、その色は光るんだよ)
I mean, It looks like light comes out of the color when it’s dark. (つまりね、暗い時に、その色から光が出るみたいに見えるの)
What do you call such kinds of colors in English? (そんな感じの色を英語でなんて言う?)
結果、一人から fluorescent(フルーレセント)「蛍光性の」
もう一人から luminescent(ルミネセント)「発光性の、光る」
という言葉が出てきました。
質問した後で、私自身の思っている「蛍光性」という言葉の意味が合っているのか不安にはなりましたが、
少なくとも言いたいことは伝わりました(ここから「蛍光性」と「発光性」についての会話が始まったのですが、そこは省略します)。
私が質問に使った語句は、それほど難しいものではないと思うのですが、いかがでしょうか。
ほとんどが中学校で学ぶ単語です(glowはおそらく中学では学ばないですね)。
しかし「自分でこれだけしゃべるのは難しいな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
試験では新しい語彙をどんどん覚えないといけません。
しかし英会話学習初期・中期において大事なのは、簡単な語彙を使いこなすことだと思うのです。
英会話は「その単語を知っているからOK」ではありません。
その点では楽器やスポーツに似ていると思います。
たとえば、ピアノの鍵盤のどこに「ド」があるか知っているからと言って、曲は弾けませんよね。
英会話の上達を目指すのであれば、
知らない単語があるときに、辞書を引くのも一つの手段ですが、
知っている単語を駆使して、知らいない内容を英語で聞きだせるか、を考えてみるのも有益だと思います。
セサミグローバルイングリッシュ(SESAME Global English)
幼児のお子さんや小学生のお子さんのならいごとからビジネス英会話まで一貫したネイティブ英会話・高校受験・大学受験英語教育。福岡県宗像市赤間の英会話・英語受験指導ならセサミグローバルイングリッシュへ!
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